先日、知らない電話番号からの着信がありました。
いつもなら”無視”した後、迷わずネット検索で番号を打ち込んで、何の電話か調べるのですが、この時は別件で電話がかかって来る
用事があり、”うっかり”出てしまいました。
今回はその時の実体験を元に話していきます。
言葉が荒くなってしまっている部分がありますが、可能な限り事実をお伝えしたいためご了承ください。
0800 170 5562って何?
0800から始まる電話番号はフリーダイヤル
フリーダイヤルと聞くと、0120じゃないの?と思う人は私と同年代かもしれません。
0120は1985年から使われ始めましたが、利用者が増えるにつれ、割り当てられる番号が足りなくなってきました。
そこで新しくできたのが0800からはじまる番号です。
080といえば携帯電話ですが、この番号が使われ始めたのが2002年からなのに対し
0800はそれより早い1999年7月から導入されました。
1999年7の月に反応した人はやはり私と同年代かもしれません😊
先に0800が使われたため、携帯に080ー0XXX…….という番号は存在しないというのは納得できます。
正体はソフトバンク?
電話に出ると、「ソフトバンクの〇〇です。」と名乗ってきました。
“しまった”と内心思いつつ、適当に話を聞き流しながらパソコンで相手の番号を打ち込みます。
調べたところ、メーカーから許可を得て営業する「代理店」と「ソフトバンクの本社」とで意見が分かれています。
※あくまで口コミからなのと、フリーダイヤルの時点でどこからかけてきているのか特定ができないので、正解は分かりません。
相手とのやりとり
電話の内容は?
はじめに現在加入している料金プランの話をされ、こちらが口を開く前に「今入っているのは昔のプランなので」と情報は大体把握されている様子。
次に月々の通信費の話になり、大体の金額を答えると、”プラン見直しのお誘い”が始まりました。内容は以下の通りです。
うさんくさ。電話限定のプランなんて聞いたことがないし、結局ソフトバンクAirを契約させたいだけじゃないか!
ちなみにソフトバンクAirというのは、コンセントに挿すだけで使えるWi-Fiルーターです。
興味のある人は、ポイ活サイト経由して申し込むとお得です。
※口コミや評判を見てから、判断することをおすすめします。
そこで私はいくつか質問してみることにしました。
こちらの質問に相手は何と答えたか
以下が私の質問した内容です。
おこれについての相手の答えは
「その会社は通信障害が問題になっているところですね。そこは解約する必要はなく、新しく契約していただければ大丈夫です。」
他社の批判から始まりました。どうやら個別で契約しろとのことです。
「電話でのプラン変更は今なら常識。〇〇さん(私の名字)の考え方が古いように感じます。」
そうですか。そこは知りませんでした(笑)
「ネットに掲載してしまうと、実店舗に人が殺到して混乱する恐れがあるので。」
いやいや、ネットで手続きもできるでしょ。これに対しては
「〇〇さんは出来るかもしれませんが、お年寄りの方などネットに疎い人は実店舗にいってしまうので・・・。」
ふむ、なるほど。この時にまだ口コミで内容を見ていたんですが、ここで気になる口コミを見つけます。
後々ワイモバイルへの乗り換えを要求されます。
ここで合点がいきました。「そりゃ安くなるわ」と。それにしても
ワイモバイルなんて言葉、ひとことも言ってないけど?
一気にイライラしてきました。そもそもワイモバイルに変更するならネットか実店舗で手続きしなければならないし、SIMカードの交換があるので、分からなかったら結局実店舗にいくことになります。
矛盾しとるやんけ😡
はっきり”いらない”と答えても
これ以上話す気にもならなかったので、「料金が安くなるのはいいが、ソフトバンクAirを契約するつもりはないのでいりません」と
答えたところ(イライラしててワイモバイルの事、指摘するの忘れていました💦)
「高い通信料を払う理由はありますか?」といわれました。
いやいや、ソフトバンクAirがいらんって言ってるでしょ!話が通じません。
この時になると、イライラがMAXになっていたので、
「契約する気ない人間にこれ以上言っても無駄だから、さっさと切ってください。それとも俺から切ればいい?」
これに対して少しの沈黙の後
「高い通信料を払う理由はありますか?」
どうやらネタ切れのようです。これ以上自分の時間を消費するわけにはいかないので、ここで電話を切りました。
しつこい勧誘に効く魔法の言葉「特商法」
特定商取引法(特商法)とは
特商法(とくしょうほう)とは、私たち消費者を守るための制度です。
その歴史は古く、昭和51年にできた法律で、時代の流れに合わせてどんどん改正がされています。
契約後に一定期間内であれば、無条件で契約解除ができる「クーリングオフ」もこれに該当します。
電話勧誘の場合、以下の法令が定められています。
引用: 消費者庁 電話勧誘販売|特定商取引法ガイド (caa.go.jp)
ここで注目してもらいたいのが、販売しようとする商品の種類の明示と再勧誘の禁止です。
つまり、ワイモバイルの事をひとことも言っていないのは違反になります。(サービスだから商品ではないのでは?と思う人もいるかもしれませんが、お形のない保険も”保険商品”という言い方をするのでサービスも商品に含まれます。)
再勧誘の禁止とは、私たち消費者が“いりません”とはっきり断った時点でそれ以上の勧誘はしてはいけない事になります。
完璧に違反してますね。
そういった場合は「あなたがやっていることは特商法違反です。」と言って、窓口である「消費者センターに訴える」ことを匂わせておけば、大抵引き下がります。
しかし、咄嗟に言葉が出てこないこともありますので、
さっさと電話切って着信拒否にしたほうが楽なのでおすすめです。
何で営業電話がくるのか
こういう営業をする目的は、“契約が取れた分だけ報酬が上乗せされる”から。
自分のお金のためにやっていて、契約を取るためには不都合なことは隠す。
メリットだけ話して、デメリットについては一切話しません。
他人の事なんて知ったこっちゃない。
なのでこちらも、まともに相手をしてはいけません。
まとめ
今回は偶然電話に出てしまったために起こった事ですが、出てもロクなことがなく、貴重な時間を無駄に消費してしまうことがほとんどです。
0120や0800のフリーダイヤル、050から始まるIP電話はまず営業と思っていいでしょう。
携帯からの着信も気をつけたいところですが、その中でも特に気を付けてほしい番号があります。それは
番号の前に +(プラス)が付く電話です。
それ、大抵海外からの電話です。
最近では、原発処理水の件でお隣中国からの+86が問題になっています。(ちなみに日本だと+81になります。)
文句だけでなく、”詐欺”の可能性も十分ありますので、無視→着信拒否にするようにしてください。
どんな電話でも、知らない番号からかかってきた時は、はじめは取らず気になるようなら、ネットで電話番号を検索してみてください。その上で信頼できるようならその後の対応を決めていけばいいと思います。
仮に本当に大切な連絡なら、他の手段を使って連絡してくるはずです。
それでは今回はこの辺で。