本ページはアフィリエイト案件を含みます
前回に引き続き、蚊についてのお話です。「蚊取り線香では蚊は殺せない」という声もありますが、果たして本当なのでしょうか?
蚊取り線香の役割
結論からいうと蚊は殺せる
そりゃそうでしょという声が聞こえてきそうですが、そうじゃなきゃ “詐欺” になってしまいますからね。ではなぜ「殺せない」という意見があるのでしょうか?
瞬間的に殺すものではない
蚊取り線香の主成分である”ピレスロイド系”というものは、標的の口や皮膚から吸収され神経に作用します。じわりじわり中からむしばんでいく感じですね。そのためすぐにポトポト落ちるというわけではありません。
効いてくるのに時間がかかる
蚊取り線香の煙に殺虫成分が含まれていると思われがちですが、実はそうではありません。燃焼部分より少し放れたところから、殺虫成分が拡散していく感じです。
部屋が大きくなるにつれて、成分が行き届くまで時間がかかります。ちなみに煙と違い、目には見えないものなので、ちゃんと全体までいったか確認することは出来ません・・・。
蚊が嫌がり、逃げていく効果
蚊取り線香の役割としてもう一つ、蚊を遠ざけて寄せ付けない効果があります。
危険なものから離れようとするのは、万物共通ということですね。
「蚊は殺せない」というよりも、“嫌がっていつの間にか逃げてしまった結果、死なずにすんだ“と考えるのが妥当ではないでしょうか。
実際に使ってみる
ここからは実験パートに入ります。
“百聞は一見にしかず” という言葉に従ってやってみることにしました。蚊取り線香は手軽に買えるし、サンプルなら外にいっぱいいますからね。(窓を開けたすぐそばにはドブ川……。)
せまい空間ではもちろん・・・
蚊取り線香の効き目を実験している動画を見たことがある人はいるんじゃないでしょうか?
蚊をたくさん入れた小さな容器に数秒間、燃焼している蚊取り線香を入れて取り出し、その後を経過観察するものです。
私も実験してみましたが数分で飛べなくなり、10分過ぎに瀕死?の状態になって、1時間ほどで完全に動かなくなりました。ちなみに瀕死の状態になった状態で、フタを開けてしまうと復活してしまう恐れがあり、注意が必要です。
確かに効果はあることは分かったのですが、ここでふと疑問に思いました。
これって実用的じゃなくね?
こんな狭い空間なんで効いて当たり前な気がしますし、なにより人間は入れませんからね。
もっと広い空間で実験
そこで今回はもう少し広い「車内」で実験してみました。
※本当は部屋の中で試したかったのですが、蚊の動きが追えずどこに行ったか分からなくなりそうだったので断念・・・
※経過観察のため、私も乗車した形で実験
時刻は AM5:00 ありがたいことに?蚊さんは直ぐに入ってきてくれました。なんでこの時間かって? 「暑いから」
点火~5分後
最初数分は私の顔めがけて元気に飛んできます。しかし3分を過ぎたあたりから、徐々に近づかなくなってきました。
5~10分後
それは突然のことでした。7分を過ぎたあたりで飛んでいた蚊がポトっと落ちたのです。しかし、しばらくしたら何事もなかったようにまた飛び始めました。
その後しばらくしてまた落下→飛び立つ動作を繰り返します。その間隔は徐々に短くなり、運転席から一番離れたリアガラスに徐々に追いやられてきました。
約12分後 さんざんな結果に
突然いなくなりました。直前までリアガラス付近にいたのを確認していたので、恐らく後部座席裏側の隙間に入り込んでしまったのではないかと思われます。頑張ってみたんですが、最後まで蚊の様子を撮影できす申し訳ありません・・・。
ちなみに蚊さんが元気なうちに、足を何か所も刺されたみたいで実験後、即行薬を塗るはめになりました💦
まとめ
・蚊取り線香は神経に作用するため、効いてくるまで時間がかかる
・車内でも飛行能力を失うまで10分以上かかるので、部屋の中ではそれ以上の時間がかかる
・蚊を遠ざける効果は期待できる
なかなか厳しい結果になりました。
退治する目的なら、バルサンのように部屋を閉め切った状態でしばらく放置しないといけない感じですね。(火を使うため気をつけて)
家具やカーテンに、においが付いたり変色する恐れもあるので、家で使用する場合は縁側や網戸のそばにとどめて、やっつけるより退散させる目的で使用するのが良いと感じました。
これでは今回はこの辺で👋
|